外壁からの漏水原因
雨漏りと聞くと、ふと屋根からと思いがちですが、
外壁からも発生します。
一般的に多いものは窓廻りやタイル目地等のシーリングの劣化です。
そのほか、RC造であれば、ひび割れ、躯体の劣化(爆裂、モルタルの浮き等)、タイルひび割れ、
などがあります。
屋上からの雨漏りであれば屋上防水を改修すれば割と簡単に原因特定と、
修理が行えますが、外壁からの場合は、ピンポイントでの特定が必要となり、画像のような目立つ原因がある場合は良いですが、
見た目では中々分かりにくい場合があります。
特に外壁がタイルである場合は、とても遠目からの目視では細かな劣化が見えずに、
足場、ゴンドラ、高所作業車で調査をする必要があります。
まず考えるポイント
①外壁のシーリングの確認
②外壁自体の劣化の確認
③付近にバルコニーや庇等がある場合は該当箇所の防水層の確認
となります。
①まずは当然漏れている部分の外側上部の一番近くにあるシーリング目地が怪しいと考えます。
シーリングというのは、建物の構造上ひび割れや、窓やタイルの端部の隙間や、
構造上の動きによるクラックを吸収する役目をするため、
要所に設けられています。
シーリングは通常、3年から5年で劣化が進んでいきます。
構造上、シーリングが切れても、室内には雨水は入らないようには建築されていますが、
躯体の状態や、サッシ等の収まり、
また、近年のゲリラ豪雨や、暴風雨により、ある一定の条件でないと雨漏りしない事例が
増えてきています。
但し、ここで気を付けるポイントは、雨漏りしている原因の箇所が、
一番近いシーリング目地からと断定しすぎないことです。
事例として、雨漏りしている階の2~5階上の階からの原因で雨漏りしていることが数多くありました。
②次に外壁の劣化です。
雨漏りは本当に小さなひび割れからも発生します。
一度雨水の通り道ができると、あとはその道が閉じることはなく、
どんどんひどくなっていきます。
よく上記の写真のように、クラックのみシーリングで取り急ぎの補修をしている建物を見ますが、
おすすめはしません。
今後大規模改修工事を控えている場合等、応急処置的な効果はありますが、
部分的なこのようなシーリングは、早ければ1年持たずにダメになります。
せっかく足場や作業車等の大きなお金を使って補修する場合は、
この上から塗装で保護する(微弾性の塗装・防水型の塗装)事を推奨致します。
施工方法として、
部分足場
高所作業車
ゴンドラ
の3種類となります。
費用的には安い順に
高所作業車
ゴンドラ
足場
となります。
③最後に上部付近にバルコニーや庇がある場合です。
この場合はバルコニーの場合は、内部より調査・施工ができるため、
外壁より費用は掛からない場合があります。
大半のバルコニーは塗膜防水にて改修が可能です。
まとめ
以上、代表的な外壁からの雨漏りをご紹介致しました。
場合によって施工後散水調査等を行い、
再確認するとより効果的と思われます。
弊社では福岡を中心に「雨漏り修理」を専門に行っている会社で、今まで2000件以上に及ぶ雨漏り現場に関わってきた実績があります。
雨漏りは人を不幸にするものでしかなく、「いかに早く・的確に・一時的な補修をせず・適正な価格で」が私たちの技術と経験で皆様のご負担を解決することが弊社の想いであります。
誠心誠意、プロフェッショナルとして、スキルを発揮させて頂きます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。